アサギマダラがやってきた!!
小郡上郷真名地区の釜ヶ淵バス停留所付近に地域の方が花壇を作っていらっしゃいます。
そこに、数年前よりアサギマダラ蝶が飛来するのを楽しみにフジバカマを植えられたようです。
平成28年10月中旬に初めてアサギマダラが10羽飛来しました。
アサギマダラは、前羽が4~6センチほどの大きさで、羽を広げると10センチ前後。ステンドグラスを思わせる、透けるような薄い浅葱(あさぎ)色の斑(まだら)紋様の羽を持っています。
春は南から北へ秋は北から南へ。日本列島を縦断して2,000キロもの旅をする蝶です。
近年、羽に印をつけて放す“マーキング調査”と呼ばれる地道な研究からそのミステリアスな生態が明らかになりつつあります。11月初めに台湾南西部の島で9月24日に長野大町市で放されたアサギマダラが再捕獲され、この移動距離は2,190キロでした。縦断旅行の中継基地として山口県では下関市の市立公園・リフレッシュパーク豊浦や小野田の竜王山のフジバカマ園が知られています。
アサギマダラとは、夏に日本本土で発生し、多くが秋になると南西諸島や台湾まで南下するもしくは、春の羽化後に本土冷涼地での繁殖のために北上する傾向にある蝶とのことです。
連絡をくださった新町西区の國安和代さんは「竜王山に多く飛来するようですが、小郡でこんなにたくさんのアサギマダラを見たのは初めて」と驚いていらっしゃいました。